自由な人を増やす

最後になりましたが、
私たちの想いについてお話したいと思います。

私達Numero Spaceは「自由な人を増やす」ということをゴールに掲げています。

本当の意味で「自由な人」とは、「自分に由る人(よるひと)」だと考えています。
「あらゆることが自分に由来するという意識を持っている人」のことです。

目の前の状況、今置かれている環境、そして過去、現在、未来の自分

全てが自分によって生み出されていると考える人のことです。
そして、全てを自分によって生み出している人のことです。

それこそが、本当に「自由な人」なのです。

 

例えば、自分にとってネガティブな出来事を

他人のせいにする人は、他人の目線や考えを基準に行動しています。
世間のせいにする人は、世間の常識を基準に行動しています。
親や教師や上司のせいにする人は、親や教師や上司の言うことを基準に行動しています。

基準が自分以外にあるということは、自分以外のものに振り回されているということです。
つまり、それらに支配されているということです。

仮に自分以外の意見を採用するにしても、あくまで自分が納得した上で、自分の意志でそれを採用し選択するのだとはっきりと言い切れるのであれば、それは誰からも影響を受けていないことを意味します。

 

また、他人が引き起こした出来事や自然災害などに不可抗力的に巻き込まれた場合、確かにその出来事自体はその人や自然現象によって引き起こされたことかもしれませんし、それによって、何かしらの被害を被ったかもしれません。

ですが、「その出来事が自分にとってどんな意味があるのか」というのは、
実は全て自分で決めることができるのです。

Appleの創業者、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学での有名なスピーチでこのように語っていました。

「大学を辞めたのは最良の選択だった」
「Appleを追放されたのは人生で最良の出来事だった」

また、当時を振り返ってこうも言っていました。

「大学を辞める時はとても怖かった」
「Appleを追放された時は絶望し、とても苦しい時期だった」

大学を辞めたこと、Appleを追放されたことは、一見すればネガティブなことです。
ジョブズも当時は不安や絶望という感情を抱えていたそうです。

けれど、これらのことがあったおかげで今のAppleがあり、Macがあり、iPhoneがあるのです。
(その理由の一例として、Macの美しいフォントが生み出されたこと、Pixarの成功、最愛の妻との出会い、Appleで活かされることになった追放時代で培った技術を挙げています。)

ネガティブだと思っていた事柄も、振り返ってみるとポジティブな出来事だったのです。

これが何を意味するか分かるでしょうか?

つまり、出来事それ自体には実は意味がないということです。

それを良い悪いと判断するのはその時の自分(それを考えている時の自分)が決めているのであって、その出来事自体に良し悪しがあるわけではないのです。

もし、ジョブズがこれらの出来事を嘆き続け、「あの出来事さえなければ上手くいっていたのに」と引きずっていたとしたら、人生を棒に振るどころか、一生その出来事のせいにしてその出来事を背負い込むことになっていたでしょう。

それはつまり、出来事に支配されることなのです。

しかし、彼は出来事に支配されることを拒否し、自分を信じて立ち上がりました。
不安や絶望をバネにして、その苦しい時期を乗り越えて、PixarをAppleを世界最高の会社に仕立て上げたのです。

きっと皆さんにも、同じように
「あの時はつらかったけど、そのおかげで今の自分がある」と思える出来事があると思います。
なのでこのお話は何となくお分かりいただけると思います。

 

だから、大切なのは、もし困難な出来事があった時でもそれに支配されないことです。
そのためには、それを悪い出来事だと決めつけないことです。
そして、その出来事のせいにしないことです。

むしろ、その出来事で得られたものを見つけてその出来事を良かったことにしてしまうとか、
もしそれが見つからなければ、これが必ず良い方向に進むと信じて判断を待つことです。

そうすることによって、不可抗力な出来事からも自由になれるのです。

悪いと考えるのも自分次第、良いと考えるのも自分次第です。
全ては「自分に由る」のです。

こうして、誰からも影響を受けず、何にも支配されない状態になること。
自分の意志で全ての道を選択し、出来事の意味を選択すること。

そうすることで、人は自由になれるのです。

これが自由の本質です。

 

さて、「自由」になるためのシンプルな方法があります。

それは、

「自分を生きる」

ということです。

「自分を生きる」とはつまり、
「人の価値観や世間の常識に支配されない生き方をする」

ということです。

「自分を生きる」ためには、まずは「自分にあったやり方」を意識的に選択していくことです。
もし「他人や世間の言うやり方」よりも「自分にあったやり方」があるならば、そちらを自分の意志で選択していくことです。
そうすることで、

他人軸ではなく自分軸を持って、
世間の常識に合わせるのではなく自分の価値観に沿って、
親や教師や上司の言葉に迎合するのではなく自分の信念と照らし合わせて、
自分の人生を自分の意志で選択をしていくことができるようになります。

これが「自分を生きる」ということです。

すると、次第に自分の意志で選択する範囲は広がっていき、

どんな不可抗力なことが起きても、その出来事が自分にとって何を意味するのか
自分自身が基準となって判断していくことができるようになっていきます。

こうして、「自由」になることができるのです。

「自分を生きる」ことを通して「自由になる」

そのためのツールとして私たちは数秘を使っています。

 

そして、
「自由」になったとき、
「もう迷わない自分」を手に入れることができます。

人がある選択肢を前にして「迷う」のは、3つの理由があります。

1つは、判断基準に人の価値観や世間の常識が入り込んでいるからです。
自分基準で判断できれば、そこに迷いは生まれません。

もう1つは、未来の出来事(=未だ起きていない出来事)に「不安」を感じているからです。
これは、出来事に左右されているからと言い換えることが出来ます。
もし、どんな出来事が起きてもそれに左右されない自分がいれば、
未来の出来事に「不安」を感じることはありません。
よって、「迷い」も生じません。

そして、最後の1つは、選択肢がどれでもいい場合です。

上の2つからくる迷いがなくなって、どの選択肢でもよいとなったとき、
どれがより自分らしいかとか、自分にとって楽しいかといった基準で選ぶことが出来るようになるのが、Numero Spaceとしては理想だと考えています。

それこそ、「人生を自由に選べる」状態ですね。

私たちは、自分達のしていることを
「もう迷わない」を手に入れるためのお手伝いと言っていますが、
言い換えれば「自由になる」ためのお手伝いです。

数秘というツールを使って「自分を生きる」方法をお伝えしています。
そして、あらゆることから「自由になる」ことで、
「もう迷わない自分」を手に入れる。
そのための総合的なサポートを、私たちはしています。

 

 

話が長くなってしまいましたが、
Numero Space がどんな想いで皆さんと関わっているかお伝えさせて頂きました。

私たちのゴールはあくまで「自由な人を増やす」です。

自由な人が増えるのならば、別に数秘を使わなくとも、
何なら自分を知る行為をすることなく直感に従って突き進むのでもいいわけです。

それが自分軸で生きて、全てを自分の意志で選択して生きていけるやり方であればそれでも良いのです。
それこそ、自分に合った生き方ですね。

それができれば、数秘もNumero Spaceもいらないわけです。

だから、Numero Space のセッションや勉強会に来てくださった方たちが、
自分を生きることが自然となって、数秘すらも意識しなくなってくれたらちょうどいいなと思っています。

私たちもそういえば自分の数秘何だっけ?と言えるくらいまでになりたいと思いながら、日々を過ごしています。

最終的には皆さんにも数秘からも自由になってほしいのです。
大体、数秘を知ると数秘のせいにしたくなるんです。
この数秘だから自分はこれができないんだって(笑)

それだと意味がないわけで。

自分を知って、自分像に合った選択を意識的にしていくことで、
これから歩む道を全て「自分に由る」道にしていく。

迷ったら「自分」に立ち返って、また一つずつ選択していく。
時にはその「自分」が本当の「自分」なのかを問いかけながら。

そうすることで、「自分を生きる」ことができて、
「もう迷わない」「自由な人」になれます。

究極は内なる声に従うこと。自分の中に必ず答えがあるからです。
これは、自分を生きている先人たちが口を揃えて言うことです。

この境地まで何とか皆さんを案内していきたいと思っていますが、
いかんせん、これを書いている当人もまだまだその境地には程遠いわけでして、
そこは、みなさんと共に歩んでいければなぁと思っています。

 

なんだか、最後は数秘もNumero Spaceもいらないみたいな話になってしまいましたが(笑)

今の時代、自分を知ることは本当に大事だと思っています。
なぜなら、今の時代は情報に溢れかえっていてどうしても自分を見失いやすいからです。
隣の芝が青く見えるどころか、隣の芝しか見えないくらいの状況です。

変化が激しく様々なことが多様化していくこの時代の流れの中で、自分とは何かをきちんと知り認識しておくことは、
その変化の中で流されずに生きていくためにもとても有効です。

もし、これを読んでいる方の中で

  • 本当の意味で自由になりたい
  • もうこれ以上迷いたくない
  • 躍動感のある人生を送りたい
  • もっと素晴らしい世界を見てみたい
  • 人生を今より100倍楽しみたい
  • 本当に自分がやりたいことを体験してみたい
  • 夢や願いを自分らしく実現したい

と思われる方は、ぜひお声かけくださいませ。

数秘を使って「自分を知る」という作業を通して
「自分を生きる」ための第一歩として、
「もう迷わない」「自由な人になる」ためのきっかけとして、

私たちが力になれればと思っています。